糖尿病から失明しない為には?糖尿病網膜症の原因と予防について

糖尿病を発症後10年くらいして起こる合併症で糖尿病網膜症という目の病気があります。これは日本人の失明原因の中でも大きな割合を占めていると言われています。糖尿病網膜症の症状や原因、予防法などを見ていきましょう。

【糖尿病網膜症の原因】

糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンが不足したり働きが悪くなる事で起こります。インスリンは食事から得たブドウ糖を全身にいきわたらせ活用させるのに必要なホルモンです。これが少なくなると血糖中のブドウ糖が細胞に取り込めなくなり血糖値が上昇します。このような状態が続くと様々な障害が起こります。網膜でこの障害が起きるのを糖尿病網膜症と言い糖尿病の合併症の一つと言われています。これは糖尿病患者全体の約40%に当たります。

【症状】

初期には自覚症状はほとんどありません。糖尿病発症から10年位かけてゆっくりと進行する病気ですが自覚症状が感じられる頃にはかなり症状が進行していると思われます。網膜症が進行すると視野に蜘蛛の巣や蚊のようなものが飛んでいるように見える飛蚊症という症状が見られるようになります。また網膜で出血が起こる事もあります。さらに症状が進行すると物を見るのに大事な黄斑に病変が及ぶと突然に視力が低下する事があります。この頃になるとようやく目が見えにくくなったり、違和感がある事で眼科を受診する人が出てきます。

【予防と治療法】

糖尿病網膜症の初期段階ですと原因となる血糖値をしっかりとコントロールする事で網膜症の進行を食い止める事ができます。また最終末期の状態になる前に有効な治療法としてレーザー光凝固術があります。これは新生血管が出るのを予防したりすでに出てしまっている新生血管を焼きつぶして出血を抑える治療法です。方法はレーザーの光を熱エネルギーに変えて眼底の悪い部分を焼きます。この治療の特徴は通院治療が可能で点眼麻酔だけで行えるので比較的簡単に短期間で済む事でしょう。1回の治療で約数十個~数百個の凝固を行う事が出来ます。治療を開始するのは早ければ早いほど有効で早い時期に行えば約80%に効果があり時期遅れるとその効果は50~60%に下がります。将来の自分の視力の確保の為にもぜひ早い段階で適切な治療を受ける事が大切です。

【まとめ】

目が見えにくくなったのは加齢のせいだと思って糖尿病網膜症をそのままにして進行させてしまう人がいます。このような事を防ぐ為にも定期的に眼科で検診を受ける事が必要不可欠になります。また初期の単純糖尿病網膜症の段階を過ぎると治療を行っても進行を防ぐ事はできません。生活習慣病に気を付け血糖値コントロールを常に行う事が糖尿病網膜症を未然に防ぐ事になるのです。

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