骨折の種類~ずれがある場合、ない場合~

はじめに

骨折には「骨のひび割れ」「関節が外れる脱臼」「骨のずれ」など様々な種類があります。種類ごとに症状と処置方法も異なってきます。
今回は骨折の種類とその原因を見ていきましょう。

外傷性骨折

外傷性骨折とは交通事故や転倒、衝突などで起こることがあります。
しかし、健康な若者は骨に柔軟性と弾力性があり荷物を持つことや走ることでの日常生活では骨折の心配ありません。

脆弱性骨折

骨粗しょう症は年配の女性に多くみられる一種の病気です。
骨の組織に細かな穴ができ骨の耐久性が弱まります。
その他にも骨の弱くなる原因として糖尿病や放射性骨炎、さらには骨軟化症・骨肉腫などの病気で骨折に至ることもあります。
これを病的骨折といい、骨の部分的疾患か全身的疾患により通常ではありえないわずかな力によって骨折が起こります。

疲労骨折

スポーツや重いものを持ち上げる仕事などをして、継続的に疲労が蓄積されても骨折が起こります。
疲労骨折ではポッキリと折れるだけではなく、ひび割れの場合もあります。早期のひび割れはX線検査で見つけることが難しく、MRI検査になるのが一般的です。

開放骨折(複雑骨折)

開放骨折とは折れた骨が皮膚を破りとび出ることを言います。
開放骨折では皮膚を破っているので感染症になる可能性もあります。骨折と感染症の治療を同時に行うので通常の骨折よりも治療は複雑になる傾向にあります。

橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)

橈骨遠位端骨折は事故などで手に強い衝撃を受けた際におこる骨折です。頻度の高い疾患で骨粗しょう症のある人は多発の傾向にあります。
また、この骨折により手首の関節痛が大きく腫れると極端に運動範囲に制限がかかります。

骨折のずれ

骨折部がずれてしまうことを転位とも呼ばれます。
ずれた状態でそのまま骨がくっつくと変形したままの状態で固定されてしまいます。これを防ぐにはギプスで固定する方法もあるのですが、それ以外に徒手整復(としゅせいふく)で手を使い脱臼や骨折の骨を正しい位置に戻す方法もあります。
一方で骨折部にずれはないが痛みがある時には念のため添え木を用いた治療法があります。

まとめ

骨が折れた場合やひびが入った場合に気をつけるのが、神経・皮膚・筋肉・血管・臓器などの損傷です。このように複雑な損傷がある場合は治療が困難になることもあります。一時的な症状で終わればいいのですが、永続的な後遺症が残ることもあります。
ちなみに医療保険は入院・手術などは補償されますが、骨折によるけがで保険金が下りることは一般的にありません。ただし骨折・脱臼に特化した特定損傷特約というものがあります。こちらは骨折だけではなく歯の損傷などにも適用されるので、幅広いリスクに備えたい方は検討してみてはいかがでしょうか?

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