多すぎて迷う?がん保険多様化の経緯

【はじめに】
現在、日本のがん保険には様々なサービス内容があります。
テレビCMを見ていても、しんみりする語り口のものから、ユニークなキャラクターが登場するものまで、各社特色あるサービスを販売していることがうかがえます。
がんになった時に備えたほうがいいことは分かりますが、保険の種類が多すぎてどう選べばいいのか分からなくなりますよね。
がん保険は、どのようにしてたくさんのサービスが生まれたのでしょうか。

【がん保険の歴史】

ここでは、がん保険の多様化が進むまでの歴史を見ていきたいと思います。
一番最初のがん保険は、昭和49(1974)年にアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)から発売されました。
がんには「悪性新生物」と「上皮内新生物」があり、大多数の保険は進行性で治療が長期化しやすい「悪性新生物」のみを対象としていました。
その後もアフラックは、「診断給付金(一時金)」と「入院給付金(日数無制限)」というサービスをベースにした「スーパーがん保険」をヒットさせるなど、現在のがん保険の基礎を作りました。
ところが、1999年、「アフラックのがん保険は、すべてのがんを保障対象としているわけではない」「65歳以降には給付金が減額される保障内容がある」という報道がされます。それを受けてサービス内容を改訂した「21世紀がん保険」が2000年に発売されました。
2007年前後、アフラックの社長交代・方針転換を機に、がん保険市場に参入する企業が増えました。
東京海上日動あんしん生命が「上皮内新生物」も対象とする保険を発売したり、富士生命が多額の診断給付金を出す「がんベスト・ゴールド」を発売するなど、各社の特色を出したサービスが発売されました。「がんベスト・ゴールド」にいたっては、申込希望者が殺到したことで、一時金の減額を余儀なくされたほどの人気商品となりました。
2010年、オリックス生命がアフラックのがん保険を研究し尽くした「がん保険 Believe」を発売して以降、アフラックが改定すると他社も数ヶ月後にさらに保障内容が改良された商品を出す状況が続いています。
それに加え、治療に特化した個性的ながん保険や、すでに保険の主契約をしている人がオプションとして利用することを想定した保険などが保険会社から発売され、がん保険の多様化が進んでいます。

【最後に】

今回は、がん保険が多様化するまでの経緯を見てきました。
現在は、病気の発見や治療方法の選択肢も増え、がんを治療したうえで日常生活を送る人も増えていますが、治療にはそれなりのお金と時間が必要です。
ストレスや健康管理に気を配ってがんを予防するのはもちろん、かかってしまった時のために自分に合ったがん保険を探しておくと、より活き活きと生活できるのではないでしょうか。

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