身近な事で起こる圧迫骨折の症状やその原因について

   

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圧迫骨折は外力が縦方向に働いた時に生じる骨折で私達の身近なアクシデントによって起こりやすい骨折です。圧迫骨折は誰でも起こり得る身近な骨折ですので症状やその原因などについてよく理解しておきましょう。

【圧迫骨折の症状】

圧迫骨折の主な症状は骨折した部位の腫れや激痛です。特徴としては骨折した直後に現れる激痛で、ひどくなると救急車で病院に搬送されるケースもあるほどです。また骨折による圧迫の為、筋力低下、知覚麻痺、直腸膀胱症状(便、尿の失禁)などが発生する事もあります。

急性期には寝返りや起き上がるなどの少しの体の動きでも骨折を訴えるほどになります。そしてそれ以外にも放散痛と考えられる「下腹部痛」「側腹部痛」などもある事から内臓の痛みと間違われる場合も多いので注意が必要です。
このように実際の痛みと骨折部位が一致しない事もあります。さらに椎体の後壁が破綻した場合は脊髄を圧迫する事があり運動や感覚の麻痺が発生します。このような場合は後に歩行障害などの深刻な後遺症を残す事もあります。

【圧迫骨折の原因】

圧迫骨折が起こる原因は私達の身近なちょっとした不注意からがほとんどです。例えば尻もちをついた、重たい物を持ちあげた時に激痛が走ったなどが主な原因です。しかし高齢になり骨粗しょう症が進行している場合はくしゃみや、階段の踏み外し、軽微な外傷によっても圧迫骨折を起こす事があります。
ぎっくり腰だと思って適切な治療がなされていなかったり、整形外科でレントゲン撮影をしても画像では見過ごされる事も多いのです。
なかなか痛みが引かずに長引く場合は圧迫骨折の可能性がありますので専門医を受診しましょう。
若年層の場合は、スポーツ事故や転落事故によって発症する事がケースが多くなります。

【圧迫骨折の治療法】

主な治療法は安静療法と、手術療法になります。骨折が我慢できる痛みの場合は安静にして経過を見る事が多く軟性、硬性のコルセットを使用し脊椎の安定を確保し時間をかけて骨折した部位を元通りにします。

手術療法は圧迫骨折した部位に骨セメントと呼ばれるアクリル樹脂を注入する治療法で、全身麻酔と入院での治療が必要になります。合併症を発生する恐れもあり、入院が長引くケースもあります。

【まとめ】

圧迫骨折は自分で気が付かないような日常の何気ない事から起こるケースもあります。安静治療をするにしろ手術療法を行うにしろ早期に治療を行わなければ後遺症が残る可能性もあります。
いずれにしても専門的な治療が必要になりますのでいつもと違う違和感や痛みがあれば早目に整形外科を受診するように心がけてください。

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