医療保険の現状!医療費が増加する原因と今後の課題

   

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日本には、充実した公的医療保険の制度がある為国民は貧富の差がなく公平に、医療を受ける事ができます。
また、収入や年齢による、自己負担額で医療を受ける事ができる為、私達は病気や怪我をした時にも少ない負担で治療を受ける事ができ大変助かっています。
しかし、公的医療保険の医療費は年々増加しており、大きな問題となっています。
医療費が増加する原因と今後の課題についてみていきましょう。

 

【医療費が自然に増加する原因】

医療費が増加する要因として、下記のような事が挙げられます。
・人口の増加
・人口の高齢化
・医学の進歩、新技術の導入
・疾病構造の変化、対象の変化
などが考えられます。
人口の増加、高齢者の増加、医学の進歩などに伴い医療費は自然と増加します。
また、治療の対象となる病気も大きく変わってきています。昔は、感染症などが多くありましたが、現在ではガンや生活習慣病などの慢性的な疾病が増加しています。
これらの治療には、高価な薬が使われ治療期間も長期化する傾向にあります。
このような原因を医療費の「自然増」と呼んでいます。

 

【自然増以外の我が国特有の要因】

自然に医療費が増加する要因とは、別に我が国特有の要因として下記のような事があります。
・病床数が多い、在院日数が長い
・薬剤価格が高い、薬剤の使用が多い
・医療材料価格が高い
・検査量が高い
・受診回数が多い
などがあります。

 

【医療費の国別比較と今後の課題】

医療費に占める薬剤比率を国別で比較して見てみましょう。
中医協海外調査資料によると、日本の医療費は30兆円を超えましたが、その約31%が薬剤費となっています。
各国の比率を見ると、フランスが19.9%、ドイツ17%、イギリス16%、アメリカ11%となっており、日本は突出して薬剤比率が高い事がわかります。
日本の医療費がこんなにも高いのは、保険で決められている薬価が大変高い事が原因です。
また、公的医療保険という制度のおかげでいつでも、どこでも医療を受ける事ができる点にも問題があります。そのために風邪や、かすり傷程度でも医療機関を受診する人が多くいるからです。
このような、ありふれた病気に対する国民の意識を変える事、国民一人一人の病気に対する知識を増やす事などが今後の課題になるでしょう。

 

【まとめ】

充実した日本の公的医療保険制度を今後も維持していく為には、増加し続ける医療費の問題や、国民の医療保険での受診に対する意識を変える事などが重要になってきます。
最終的には、国民一人一人が自身の病気や治療について医療保険を使って診療すべき病気か、どうかの正しい判断ができるようになる事が望ましいでしょう。

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