医療保険における逆選択が起こる原因やモラルハザードについて

   

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生命保険においてしばしば問題になるのが、保険の逆選択です。逆選択は、保険以外の場面でも用いられますが、最もリスクが大きくなるのが保険分野であると言われています。
保険分野における逆選択の問題について見ていきましょう。

 

【保険の逆選択とは】

医療保険における、保険の逆選択とは保険契約者が事故発生リスクの高いものを選んで保険に加入する事を言います。
例えば、家族にガンを患った人がいる場合はガンに対する不安がある為、ガン保険に加入したいと思うでしょう。またレーサーや、高所での仕事に従事している場合などの危険な仕事をしている人は死亡に対するリスクに備える為生命保険に加入したいと考えるでしょう。
保険はそもそもリスクの共有で成り立っているものですが、このような逆選択が加速すると、保険料が上がり健康な人や、安全な仕事に就いている人は低リスクなのに保険料の負担が大きくなる為保険に加入しなくなります。

 

【保険の公平さを保つために】

逆選択が進むと保険会社は、その公平さを保つ為に保険に加入する時に審査や告知を行っています。そこで健康な人や、危険な仕事に従事していない人などに対しては、保険料を安くして、健康診断の結果に問題がある人や、喫煙をしている人、過去にガンになった人、危険な職業に就いている人などに対しては、保険料が割増になったり保険自体に加入できない事になっています。
保険会社と、契約者間に情報の非対称性がなくなれば、保険会社は個人の健康状態や、将来の健康リスクによって保険料を決める事ができ、保険の逆選択のリスクを最小限にすることが可能になります。

 

【なぜ保険の逆選択が起こるのか?】

では、保険の逆選択が起こる原因について見てみましょう。
保険の逆選択が起こる原因としては下記のような事が考えられます。
・被保険者グループの中に健康状態のばらつきがある
・医療保険のプランがいくつかあり、契約者が自由に選択できる
・保険会社と、被保険者の間に情報の非対称性がある
・保険料の負担が契約者の健康状態に対して適正ではない
これらの事が、原因となり保険の逆選択が起こります。

 

【まとめ】

このように保険の逆選択は、様々な原因から起こっていると考えられます。
また保険の逆選択と似ている現象でモラルハザードというものがあります。これは、医療保険に加入した途端に、被保険者は万が一に対する備えがあるという安心から健康に気を使わなくなり病気になる確率が高くなる事を言います。
このような現象が起こると、保険会社に大きな損失が出て保険市場が成り立たなくなります。私達は保険に加入する時には、その目的と意味をもう一度しっかりと考えて加入する必要があります。

 - 医療保険

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