医療保険が抱える様々な問題とは?今後の医療はどうなる

   

f661186c1bc2b5027de5c646388bc929_s

日本には、大変充実した公的医療保険があり国民はいずれかの医療保険への加入が義務付けられています。このおかげで、私達は公平に医療を受ける事が出来るのですが、一方で高齢者の増加、医療技術の進歩により医療費は年々増加傾向にあります。
今、日本の医療が抱える問題について皆でしっかりと考えていきましょう。

 

【収入と支出】

社会保障審議会医療保険部の調査によると、国民皆保険制度は今危機的状況にあります。
少子高齢化に伴い、高齢者は増加の一途をたどり、一方で医療保険を支える労働人口は減少傾向にあります。また医療技術の進歩によって医療費は増加しており、医療保険における収入と支出のバランスが取れなくなってきているのです。
現在は、今までの貯蓄を切り崩しながらなんとかやっていっている状況ですが、いずれかはこの制度自体の見直しが必要になるでしょう。

 

【支出が増加する最大の原因】

先にも、述べましたが国の医療費が増加する最大の原因は2つあります。一つは、高齢者の増加にあります。年齢階級別国民医療費を見てみると、その半数以上が65歳以上の高齢者となっています。
また、もう一つの原因は、医療技術の高度化です。技術が進歩し高度な医療が受けられるようになりましたが、一方でその医療を受ける為に昔よりお金がかかるようになりました。
例えば、X線検査は1回千円程度で検査をする事が出来ますが、最近主流になったMRI検査は1回1万円5千円程度もかかるのです。
また、医療技術の進歩により長生きになるお年寄りが増えた事も挙げられるでしょう。

 

【収入の減少の理由】

このように支出が増えている反面、収入は減少傾向にあります。保険料である収入が減っている背景には、2つの事が考えられます。
一つ目は、経済の低成長です。日本は高度経済成長期を経て1973年には、老人医療費無料制度が確立され、若い世代が高齢者の保険料を補っていくようになりました。しかし、バブルが崩壊し日本は一気に経済的に不安定になりました。それ以降目まぐるしい発展はなく、近年に至っています。
また、雇用の不安定、非正規雇用者の増加などから、労働人口が減り昔のように若い世代が高齢者を補っていく形に無理が生じてきているのです。

 

【まとめ】

このように、日本の医療保険には問題が山積みとなっています。今後は、医療費の支出をいかに減らしていく事が出来るか、また雇用を安定させ、労働者を増加させることが出来るかが大きな課題となってくるでしょう。

 - 医療保険

  関連記事

  おすすめ記事