骨折で起こる怖い合併症とは?代表的なものを見てみよう

   

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骨折に付随して起こる合併症には、命の危険があるものから後遺症として慢性的に残るものまで様々なものがあります。代表的なものをいくつか見てみましょう。

 

【骨折で起こる合併症】

代表的な合併症は下記のようなものがあります。
・出血性ショック
・コンパートメント症候群
・末梢神経損傷
・脂肪塞栓症候群

 

【出血性ショック】

出血性ショックとは、骨髄や大腿骨が骨折した場合に大量の内出血が起こった場合の状態を言います。
これによって、意識の混濁や最悪の場合死に至る事もある非常に危険な病状です。早急に適切な止血や輸血などの治療を施す必要があります。特に骨盤骨折の場合1,000ml~5,000mlと言う大量の出血があるため注意が必要です。

 

【コンパートメント症候群】

これは、骨折や脱臼などが原因となり出血し筋膜に包まれた隔壁内の圧が上昇し血行障害を起こす事を言います。
これによって、筋や腱の壊死が起こり運動障害、神経障害、知覚麻痺などが起こります。
予防するためには、早期の診断や治療が必要になります。

 

【血管損傷・末梢神経損傷】

骨折に伴う血管の損傷には内出血か、外出血かで開放性のものと閉鎖性の2種類に分類されます。また末梢の症状は主に6つに分類され、脈拍損傷、蒼白、疼痛、知覚障害、運動障害、冷感などの症状を早期発見して治療をする事が大切です。
末梢神経損傷は、骨折により神経に損傷を受けた状態を言います。損傷を受けた神経の領域によって運動麻痺、感覚障害、疼痛、発汗異常などが見られます。

 

【脂肪塞栓症候群】

骨髄の中にある、脂肪が骨折により血液中に流れ込み脳や肺などの全身の細かい血管に詰まる状態を言います。病状が深刻化すると、脳梗塞や肺塞栓症などを発症するケースもありますので注意が必要です。主な症状は胸痛、息苦しさ、呼吸困難、咳などがあります。

 

【まとめ】

骨折によって、生じる合併症には様々なものがありますが、骨折から起こる合併症は決して軽く見てはいけません。
多くの場合、一次的な障害よりもより重度なものになるケースが多く病状が深刻化する事が多いからです。
私達は骨折した部位や、状態、その後の治療過程においてはこのような深刻な合併症が起こるリスクも十分ある事を理解しておかなければいけません。また骨折をしたら早期に医療機関を受診し、正しい治療をする事が合併症を予防するためにも大切になってくるでしょう。

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