乳がんの確定診断をする為の細胞診とは?細胞診検査の問題点

   

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乳がんの確定診断をする為には「細胞診」と「組織診」と呼ばれる2つの診断方法があります。患者への体の負担の少ない細胞診検査について詳しくみてみましょう。

【細胞診】

細胞診検査は視診や触診マンモグラフィー、超音波検査などでがんが疑われたり、がんである事の判断が極めて難しい場合に行う検査です。検査はしこりに直接細い注射針を刺して吸引した細胞や乳頭からの分泌液を採取し顕微鏡で観察します。時間にしておよそ10分程度の簡単な検査で麻酔はしません。患者への体の負担も少なくとても簡単な検査方法です。細胞診の結果はその判定区分と所見によって分類されます。判定区分では検体適正と検体不適正に分けます。一定量の細胞が採取できていた場合検体適正となりその中でもさらに4つに分類され正常あるいは良性と、鑑別困難、悪性の疑い、悪性に分けられます。鑑別困難、悪性の疑いと分類された場合はさらに詳しく組織診を行います。悪性と分類された場合はがんと確定されます。

【細胞診検査の問題点】

細胞診検査は乳がんを確定する為に有効な検査方法ですが、稀に診断がつかないケースがあります。それは一部の細胞像から病変全体の組織像を思い浮かべて診断をしなくてはいけない事があるからです。患者の体の負担を考えると最も負担が少ないのは細胞診で、最も負担が大きくなるのが外科的生検ですがこれは診断の正確さにも当てはまります。正確さに欠けるのが細胞診で、次に針生検、最も正確な診断ができるのが外科的生検なのです。このことはよく覚えておきましょう。体への負担や予後も大事ですががんの診断を誤っては命取りになる事もあるからです。

【細胞診検査の正確性】

では細胞診検査はどれくらいの信憑性があるのでしょうか?文献上では1回の細胞診検査の信憑性は約6~8割程度と言われており4割は誤診である事がわかっています。特に当日に結果がでるような施設での細胞診検査は細胞診指導医が診断していないケースが多く細胞診検査士や細胞診指導医以外の医師による診断となる事が多いのです。正確な診断をしなければ致命傷にもなりますので、診断は必ず細胞診指導医の診断を受けるようにしましょう。

【まとめ】

細胞診検査は簡易な検査ですが診断には医師ではなく専門医である細胞診指導医の診断を受ける事が重要です。また検査結果と画像診断を照らし合わせ確定診断を行うための病理組織診断も行う事が最も正確で安心できる方法でしょう。

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